Jasmin・ジャスミン
春の楽しみはといえば、羽衣ジャスミンの花が咲くこと。
それからはもう、部屋中むせかえる芳香の日々の始まりだ。
ジャスミンには色々な種類があり、それぞれ香りのトーンは違う。
残念ながら羽衣ジャスミンのようなニュアンスの香水には
まだ出会えてはいない。
ジャスミンにはとても多くの種類がある。
一番ポピュラーなものが羽衣ジャスミンだと思うが、その他にも
シルクジャスミン、カロライナジャスミン、スタージャスミン、
マダガスカルジャスミン、マツリカ、コモン、オオバナソケイ、キソケイ、
ハワイのピカケもジャスミンだ。
新しい園芸種としてホワイト・プリンセスなどというものまであり、
ジャスミン茶になるのはマツリカだし、
黄色い花のカロライナジャスミンは有毒植物でもあるのだ。
ジャスミンは「モクセイ科ソケイ属」なのだが、
そうでないものもジャスミンという名で呼ばれている。
もう、何が何やら!である。
精油になるのは主にオオバナソケイ(ジャスミナム・オフィシナル)だ。
(コモンジャスミンも使われる)
この花はとてもデリケートなので、
溶剤で抽出する「アブソリュート」が最も多く出回っている。
その香りは確かにジャスミンなのだが、甘く重く、そしてちょっと臭いのだ。
それもそのはずインドール、スカトールという、
排泄物と同じ香りの成分が含まれているからである。
COのJasminのトップノートは、ユーザーの間では有名だ。
とんでもなく強い溶剤臭がある。
つまり、シンナーやマジックインキのトルエン臭であり、
マニキュア除光液と言っても過言ではない。
しかも、これがもう、なかなか飛んでくれないのだ!
早くこのトップノートを飛ばしたい時は、
ドライヤーの熱風をがんがん当てるくらいだ。
でも、熟成させて下さい。
2〜3年ほど。
そうすれば、精油になるややシャープでスッキリしたジャスミンの、
オオバナソケイと同じ香りになります。
精油より軽やかで、えぐみも臭みもない、ジャスミンの香り。
COには手強い香りもいくつかある。
待つ甲斐のある香りに熟成され、ユーザーの忍耐力を試されるもの。
Jasminはその代表格の香りではないだろうかと思うのである。
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