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Beltane・ベルテーン

4/30はサクソン人のお祭りの「ワルプルギスの夜」である。
キリスト教以前の土着信仰の人々(ペイガンと呼ばれる)のお祭りで
中世では悪魔崇拝とか、魔女信仰などと呼ばれてしまったのである。
ドイツのハルツ山の麓に世界中の魔女が集まって、
大響宴が行われる、なんて。

この「ワルプルギスの夜」は、実は前夜祭なのだ。
本番は5/1の「ベルテーン祭」なのである。
長い冬、芽生えの春を経て、夏の始まりを祝う祝祭がベルテーンだ。
ケルトの祝祭として有名で、メイポールという柱を立てて、
そこから色とりどりのリボンを何本も下げ
、可愛い女の子達がリボンを持って、
くるくるとメイポールの周りを踊り、回るのである。
一番素敵な女の子をMay Queenと呼び、May Kingとカップルにする。
そう、これは五穀豊穣、そして、繁殖を暗喩する「性の解禁」の祝祭なのだ。

Beltaneの香りもたいそうsexyである。
刺激的な溶剤臭のトップノート!でも、怯んではいけない。
ちょっとの我慢の後、かすかなヤラッパのスパイシーな香り、花、フルーツ、
お香のような上品な香りが体を包んでくれるのだ。
太古から続く、豊穣のシンボルとしての性を感じさせる香り。

この時期、外に出ると、色々な花や葉の香りがする風が吹き、虫達も戯れる
草陰ではトカゲが絡み合い、犬や猫もそわそわしている。
植物も花を終え種を結び、自然はとてもにおおらかに繁殖に向かっている。
私達もそうではないだろうか?
何となくむずむず、気持ちも落ち着かなくて
いとも簡単に恋に落ちてしまいそうな予感がする。

それでもいいんじゃない?
先のことを考え過ぎたり、「運命の人」なんて幻想に振り回されたり。
恋なんて本当はもっともっと、おおらかなものではないだろうか。
感情の発露、肉体の力、理屈を超えたところにある感覚。
女性の中のアニムス(男)と、男性の中のアニマ(女)の交換。
プラスとマイナスの放電。
自然の中にある性の原型にならってみれば、きっともっと楽しいはずだ。

ベルテーンのもともとの意味は「輝く篝火」のこと。
Beltaneの香りは、自然に帰れ!と言いたいのかも知れない。

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